一歳の子どもが、「読んでくれ」と毎日持ってくる絵本がある。
長谷川義史さんの「おかあちゃんがつくったる」だ。
もともと大人が好きで買った絵本
テレビ番組「よ~いドン!」で特集されていて、長谷川義史さんを知った。
経歴と作品に興味を持って、まもなく開催された展示会へ妻と義母が行った。
子どもが生まれる前のことだ。
その展覧会で、妻は「おかあちゃんがつくったる」、義母は「大阪うまいもんのうた」を買った。
妻が持って帰ってきた「おかあちゃんがつくったる」を読んで、おもしろいと思った。
毎日読んでほしがる絵本
そして子どもが生まれ、「おかあちゃんがつくったる」を読んであげることになる。
とても気に入ったようで、毎日「読んでくれ」と本棚から引き抜いて渡しにくる。
それ以外にも絵本はあるのに、「おかあちゃんがつくったる」だけは毎日読んでほしがる。
これは長谷川義史さんの絵が好きなのでは? と思い、義母から『大阪うまいもんのうた』を借りたところ、やっぱりそれも気に入って頻繁に「読んでくれ」と持ってくる。
もう一冊『パン屋のろくちゃん』も買ってやった。
毎日読んでほしがるのは絵がたのしいから
ほかのとくらべて長谷川義史さんの絵本を気に入っているのは絵がたのしいからではないかと思う。
画風がたのしいのももちろん、人物の表情、脇役の表情、背景や小物もこまかく描きこんであり、それがたのしいのだと思う。
おかあちゃんがつくったる
背景に描いてあるみかんやねこ。
子どもはそれをたのしそうに指差す。
パンやのろくちゃん
表紙に描かれたいくつかのパンをひとつずつ、たのしそうに指差す。
大阪うまいもんのうた
表紙に描かれたたこやき、いかやき、豚まん、かになどを、たのしそうに指差す。
つぎに欲しい長谷川義史さんの絵本3冊
こんなに気に入っているので、また長谷川義史さんの絵本を買ってやろうと思っている。
ぼくがラーメンたべてるとき
ぼくがラーメンたべてるとき…となりでミケがあくびした。となりでミケがあくびしたとき…そのとなりのくにのおんなのこがあかちゃんをおんぶした…
と続いていくはなし。
大人が読んでもおもしろいと思う。
いいから、いいから
なんでも「いいから、いいから」と受け入れてしまう、やさしいおじいちゃんのはなし。
みつけてん
長谷川義史さんが翻訳をしている海外の作家さんの絵本。
関西弁の翻訳が効いたシュールなお話。子どもが理解してくれるかなあと思いつつ、すごく欲しい。
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