2000年代の集英社文庫「ナツイチ」に10年連続で選ばれた2作品+9

2000年代の集英社文庫「ナツイチ」に10年連続で選ばれた2作品+9

集英社文庫のフェア「ナツイチ」に10年連続で選ばれた2作品と、9回選ばれた5作品、8回選ばれた4作品を紹介します。
2000年代(2000~2009年)の結果です。

10年連続で集英社文庫「ナツイチ」に選ばれた本

『人間失格』太宰治

東北の名家に生まれた容姿端麗・成績優秀な青年が自らの“生涯”を語る。「恥の多い生涯を送ってきました」——こぶしを固く握った子供、美貌の学生、表情のない白髪の混じりの男の三葉の奇怪な写真と共に渡された手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。他人の考えていることの見当がつかない気まずさをうめるため、無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。高等学校進学のため上京したものの左翼思想に浸り、次々と女性に関わりを持つ姿。やがては酒と薬物に溺れていき……。

『いちご同盟』三田誠広

高校受験と自分の将来に悩み、死さえ考えた良一。野球部のエース徹也を通じて、不治の病の少女・直美と出会い、生きる勇気を知った。15歳の少年が見つめる愛と友情と死…。

2000年代の集英社文庫「ナツイチ」に9回選ばれた本

『こころ』夏目漱石

恋人を得るために親友を裏切り、自殺へと追いこんだ。その過去の罪悪感に苦しみ、自らもまた死を選ぶ「先生」…。愛と偽善、誠実の意味を追究した傑作。

『岳物語』椎名誠

おとうなんてエラくない! 椎名家の長男・岳は、親をもバカにするナマイキざかりの小学生。プロレスと釣りが大好き、ケンカも1番。そんな息子の成長を描いた愛情物語。

『天使の卵』村山由佳

そのひとの横顔はあまりにも清冽で、凛としていた―。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の女医にひと目惚れ。日ごとに想いは募るばかり…。第6回小説すばる新人賞受賞作。

『こちら救命センター 病棟こぼれ話』浜辺祐一

東京下町の都立墨東病院救命救急センター。運ばれる患者は、暴走族やら酔っぱらい…。ワガママな患者たちに医師も看護婦もてんてこ舞い!救急医療の現場から綴る生と死の人間模様。

『光の帝国 常野物語』恩田陸

穏やかで知的で、権力への志向を持たずに生きる常野の一族。人を見通し、癒し、守る、その不思議な能力は何のために存在するのか。優しさと哀しみに満ちた壮大なファンタジー。

2000年代の集英社文庫「ナツイチ」に8回選ばれた本

『鉄道員』浅田次郎

娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた―。心を揺さぶる“やさしい奇蹟”の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。

『地下街の雨』宮部みゆき

都会の孤独。通り過ぎてしまう愛。でも希望は捨てない。きっとまた輝きの季節はくるのだから…。大都会の片隅で夢を信じて生きる人びとを描く、愛と幻想の作品集。

『救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから』浜辺祐一

重症患者を扱う救命救急センター。生と死の瀬戸際に人間の表と裏が交錯し、現代の縮図がここにある。現場の医師が綴った医療の実際と人間模様。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

『夏と花火と私の死体』乙一

九歳の夏休み、私は殺されてしまったのです……。少女の死体をめぐる兄妹の暗黒の冒険。斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、天才少年・乙一のデビュー作

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