娘の2歳の誕生日に「リングテン」という知育玩具を買ったのだが、あまり遊んでくれない。
リングテンとは
土台から出た5本の棒それぞれに10個のリングがはめてあり、さらに紐・サイコロが付属した知育玩具。
棒からリングをはずる、棒にリングをはめる、棒とは関係なしに積み上げる、付属の紐にリングを通す、サイコロで出た色のリングを積む、などといった様々な遊びができる。
パンフレットによると30種類もの遊びができる。
リングテンで遊んでくれない
そうやって決まった遊び方がないリングテンなので、どうやって遊ぶかを自分で考えて工夫する、という能力が身につくことを期待して買った。
すでに持っているものでも、おうちのパズルや100均の木製パズルなど、こういう類のおもちゃは好きなので気に入ってくれることだと思っていた。
しかし、実際にはあまり遊んでくれなかった。
遊び方が豊富すぎたのがダメだったのかもしれない。
どのようにも遊べてしまうことが、どう遊んでいいかわからない、ということになったのだと思う。
おうちのパズルや100均の木製パズルは、はめきってしまえば完了、というゴールがある。
リングテンでも、リングを棒からはずしてはめる、というだけの遊び方をしてくれてもよかったのだが、そのゴールだけでは2歳の娘にとっては簡単すぎたのかもしれない。
プラステンとリングテン
リングテンに似たおもちゃで、プラステンというものがある。
おそらくはプラステンの方が先にあって、リングテンはそれを参考に作られたものだ。
事前にネットで違いを調べ、リングテンの方を買うことにした。
その違いは以下。
リングの色
プラステンは赤・青・緑といった原色。リングテンはピンク・黄緑・水色といった淡い色だ。
赤・青・緑の原色ではない、ピンク・黄緑・水色といった淡い色も遊びながら覚えられるのではないかと思い、リングテンの方が良さそうだと思った。
実際にはそこまで正式に色を教える段階ではなく、ちょっと面倒だ。
「これが黄緑、これは緑」とか「これが青、これは水色」という違いをいちいち教える感じではなかった。
そのくせ、リングテンの水色を青として遊んでいると、クレヨンとかでは正式な青が出てくるので、子どもにとっては余計にややこしく感じてしまうような気がする。
パーツ
リングテンの方はリングの他に、顔の描かれたパーツや冠の形をしたパーツがある。
これのおかげで見た目的にポップに見えるので、子どもが喜んでくれそうだと思いリングテンの方にした。
実際には、このパーツが多いことが余計にどう遊んでいいかわからなくさせているような気がした。
どの顔のパーツも、どの冠のパーツもどこにはめたって間違いではないし正解でもない。ちゃんとはめられた、としても達成感を感じにくいのではないかと思う。
ひもの形状
付属の紐が、プラステンはただの紐なのに対して、リングテンは紐の先が木になっている。
ネットの記事では、リングテンの方が木になっている分、子どもにとってはリングに通しやすい、とあった。
実際には、木であったとしても通しにくそうで、むしろただの紐だった方が通しやすいんじゃないか? という印象だ。
今は遊ばないが、いずれは遊ぶようになるだろう
もっと早く買ってあげていれば、棒からリングをはずしてはめるという単純な遊び方で十分たのしかっただろう。
ちょうど今、リングテンがあまりおもしろくない時期なのだろうと思う。
まあ、いずれはこれで楽しく遊べる日が来ると思う。
水色や黄緑といった微妙な色の違いもわかってくるだろうし、サイコロを使ったもう少し複雑な遊びもできるだろう。
そう考えると、もっと大きくなるまで長く遊べるおもちゃだと思う。
この単純かついろんな遊び方ができるおもちゃで、自分で考えて工夫のできる能力を身につけてほしい。そしてこれを買ったことが無駄にならなければ良いと、僕はそう思う。